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大動脈・血管センター
症例報告(3)
透析治療を受けられている70歳代の男性、安静時の足の痛みで来院されました。CT検査と血管造影で大腿動脈に石灰化で充填された閉塞病変を認めました。今回は最新式の石灰を削る器具でカテーテル治療を行い、石灰の取り除きに成功しました。治療後は自覚症状血流改善し、足は救われました。患者様は頑張って現在リハビリ中です。
血管石灰化はカテーテル治療において難しい病変です。通常のバルーン広げるのみの治療では再発率が高いです。その際、代替え治療の外科治療も検討しますが、今回使用した新しい【削る器具】は、『切らずにカテーテルのみで治療』を完結させる革新的な治療器具と考えます。
ちなみにこちらの器具は限られた施設のみで大腿動脈のみに使用可能となります。
症例報告(2)
80歳代の男性、突然の足の痛みで来院されました。CTで血栓での閉塞が疑われました。通常ですとふとももを切開をして血栓をとる治療になりますが、今回は最新式の血栓吸引カテーテルで血栓の取り除きを行いました。
血栓が多量に取得されて血流改善し、足は救われました。
患者様は、頑張って現在リハビリ中です。突然の血栓閉塞は足の切断に至る病気です。
この病気を"切らずにカテーテルのみで治療”は革新的な治療と考えます。
ちなみにこちらの器具は限られた施設のみでの使用になります。
症例報告(1)
《症例概要》
- もともと左総腸骨動脈の完全閉塞に対して、大腿-大腿動脈バイパス術を施行されていた腹部大動脈瘤の患者さんです。
- バイパス血管の閉塞および左浅大腿動脈の急性閉塞に対して、腹部ステントグラフト内挿術と血栓摘除術をしました。
- 心臓血管外科と循環器科で協力した当院ならではのハイブリッド手術であり、左総腸骨動脈を開通させて手術を行うことができました。
《当院医師によるシェーマ》
《CT&血管造影》