第二大阪警察病院
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アイセンター(眼科)
大阪警察病院眼科と第二大阪警察病院眼科の機能を拡充し2019年11月5日から、アイセンターとして稼働致します。センターでは、白内障、網膜疾患、緑内障など一般的な眼疾患の診断や治療を幅広く行っています。また、網膜硝子体疾患の専門的な診断や治療、加齢黄斑変性を代表とする黄斑部疾患、糖尿病網膜症や網膜動静脈閉塞など網膜の血管性疾患にも取り組んでまいります。
手術に関しては、白内障を中心に、網膜硝子体手術も行っており、可能な限り緊急にも対応します。
ご来院いただいている患者さんにおかれましては、特に外来待ち時間などでご迷惑をおかけすることもあるかと存じます。質の高い医療を機動力高く提供できるようにスタッフ一同で努力しておりますので、どうぞご理解の上、今後ともよろしくお願い申し上げます。
眼 科
目は、わたしたちが生活するうえで非常に重要となる視覚をつかさどる感覚器です。私たちが周りから得る情報のおよそ9割は目から入ってくるともいわれています。
また「みる」という動作は、日頃は何も気にせずに行っていますが、角膜・水晶体・網膜などたくさんの器官を使い、光の信号を電気信号に変換処理して脳に伝達することによって「みる」という動作ができています。
このように、目はとても精巧に出来ている器官であり、そして何より大切なものです。
当院の眼科を受診する代表的な疾患は白内障、糖尿病網膜症、緑内障が挙げられます。
白内障については、患者さんの希望とQOL(生活の質)を第一に考え治療を行っています。手術を施行する際には、患者さんご家族の方々を交えながらインフォームドコンセントを十分に行い、白内障手術を希望される患者さんに満足度が得られるよう努めてまいります。手術は日帰りもしくは1泊2日入院を中心に施行しています。
また、糖尿病網膜症をはじめとする網膜血管疾患においては、当院糖尿病療養指導センターならびに腎臓内科、透析センターとの連携により多くの患者さんが受診されています。糖尿病網膜症は、病初期には眼底出血、白斑などがあっても自覚症状がないことが多く、視力低下を来たしたときには既に増殖性変化を生じ予後不良な場合も少なくありません。糖尿病・内分泌内科で糖尿病と診断された、あるいは糖尿病にて加療されている患者さんは定期的に眼科を受診することが薦められます。眼科では進行した糖尿病網膜症に対してレーザー光凝固治療を行い、また糖尿病網膜症が軽度あるいは認められなくとも、定期検診の重要性を患者さんに説くよう、常に心掛けています。症状が進行し硝子体出血や網膜剥離をおこした場合は、硝子体手術で対応します。
対応疾患
白内障、緑内障をはじめとした一般的な眼科診療に幅広く、かつ迅速に対応できる外来診療を心がけています。さらに当院では、前眼部(角結膜)と後眼部(網膜硝子体)の専門医が在籍しており、これらの疾患の診断治療には特に積極的に取り組んでいます。
■ 眼科一般(白内障、緑内障、結膜炎、眼瞼疾患など)
■ 網膜疾患(糖尿病網膜症、網膜剥離、黄斑上膜、黄斑円孔、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症、中心性漿液性脈絡網膜症など)
主な検査・治療機器
眼科外来では、一般的な検査機器に加えて、最新の検査機器を豊富に揃えて、診断能力を高めています。中でも、微細な構造を解析できるOCT(Optical Coherence Tomography)を導入することで、今まで診断に苦慮していた病気を的確に診断治療に結びつけることが可能となりました。
当科では、このOCTを前眼部・後眼部用・緑内障用にそれぞれ活用しています。また、最新の超広角眼底カメラを導入することにより、無散瞳状態でもかなりの程度まで眼底の状態を把握可能になりました。手術機器は、白内障手術装置(AMO社製シグネチャー・アルコン社製センチュリオン)と硝子体手術装置(アルコン社製コンステレーション)があり、手術用顕微鏡はカールツァイス社製ルメラ(非接触広角眼底観察装置Resight装着)を使用しています。網膜硝子体手術部門では、小切開無縫合手術の最新システムである、27ゲージシステム(傷口の直径0.4mm)も導入しています。
自覚的視機能検査
視力検査、コントラスト感度視力、動的・静的視野検査、ヘスチャート(眼筋機能検査)など
他覚的視機能検査
網膜電図(ERG)、眼科測定器(非接触型、接触型〔アイケア〕)
カメラ・画像解析装置
光学的生体測定装置(IOLマスター700)、超広角走査型レーザー検眼鏡(オプトス)、前眼部OCT(CASIA2)、眼底カメラ、無散瞳眼底カメラ、フルオレセイン蛍光眼底造影、インドシアニングリーン赤外眼底造影、眼底自発蛍光撮影、網膜三次元解析装置(SS-OCT)、超音波検査(Aモード、Bモード)など
三次元眼底画像解析装置

三次元眼底画像解析装置(SS-OCT)

光学式眼内寸法測定装置

光学式生体測定装置(IOLマスター700)

超広角走査型レーザー検眼鏡

超広角走査型レーザー検眼鏡(オプトス)

治療器械
白内障手術装置、硝子体手術装置、3Dビジュアルシステム、網膜冷凍凝固装置、網膜光凝固装置(パターンスキャンレーザーなど)、SLT/YAGレーザー、緑内障レーザー装置(SLT)
SLT/YAGレーザー

SLT/YAGレーザー

硝子体手術装置

硝子体手術装置

3Dビジュアルシステム

3Dビジュアルシステム

診療実績
術式など
件 数
2016年
2017年
2018年
白内障手術
662
738
841
硝子体手術
(白内障同時手術を含む)
33
59
86
その他の手術
12
10
9
※ 大阪警察病院での実績です。
当科で行っている主な治療の特色・強み
当院では角膜・網膜専門医による高度な診断技術を要する疾患を含め、幅広い眼科疾患の治療を受けていただくことが可能です。
また、より良い医療を提供するために病診連携体制を大切にしております。当院で治療を受けていただきながら、かかりつけ医の先生の診察も受けていただきます。
白内障
白内障手術は眼科手術の大きな部分を占めており、当科でも数多く手がけています。
患者さんに快適に過ごしていただけるリカバリー室(回復室)を完備するなど、日帰り手術対応(※注)も積極的に進めており、現在では白内障手術全体の約半数が日帰り手術となっています。乱視の強い方には、適応を見極めた上で、乱視軽減用眼内レンズ(トーリック眼内レンズ)を挿入しています。また、後述の網膜硝子体手術システムを併用することで、難症例の白内障手術に対しても柔軟に対応しております。
※ 注:日帰り手術について
日帰り手術は翌日必ず受診していただく必要があります。また眼疾患や全身疾患の状態によっては入院加療が必要な場合があります。
網膜硝子体疾患
網膜硝子体疾患に対しては、各々の患者さんの病態に応じて、抗VEGF抗体薬硝子体内注射(アイリーア、ルセンティスなど)、網膜光凝固術(レーザー治療)、硝子体手術などの治療を行っています。
(1) 抗VEGF薬の硝子体内注射(アイリーア、ルセンティスなど)・ステロイドテノン嚢下注射
黄斑浮腫(網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症など)や加齢黄斑変性に対しては、蛍光眼底造影検査などで病状を見極め、必要に応じて抗VEGF薬やステロイドの注射を行います。複数回の注射(1ヶ月〜数ヶ月に1回程度)が必要になる疾患が多いです。
(2) 網膜光凝固術(レーザー治療)
糖尿病網膜症、黄斑浮腫、網膜裂孔などに対してはレーザー治療を行います。複数回の治療が必要になることが多いです。また、重症化したものには、後述の硝子体手術が必要になりえます。
(3) 硝子体手術・網膜復位術
網膜前膜(黄斑上膜)、黄斑円孔、硝子体黄斑牽引症候群、重症増殖糖尿病網膜症、網膜剥離、硝子体出血などの網膜硝子体疾患は、視力改善のためには手術治療(硝子体手術)が必要になります。当科で行っている硝子体手術は、世界最先端の極小切開硝子体手術です。これは世界最小サイズの切開創(約0.4mm)から行うため、手術侵襲、術後炎症、患者さんの異物感や充血などが従来よりもかなり軽減されます。
白内障をお持ちの方は基本的に白内障硝子体同時手術を行います。また若年者の網膜剥離には主に網膜復位術を行います。
外眼部疾患
眼瞼下垂、内反症などの外眼部疾患については、大阪警察病院形成外科と連携して最善の治療を提供できるよう努めています。
診察スケジュール・担当医
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
松村
坂東
執行
齋藤
- 中谷

執行
太田
- 坂東

齋藤
河嶋
- 松村
中谷
執行
太田
- 坂東
中谷
(予約のみ)
齋藤
太田
※午後診療は予約診療のみの受付です。
担当責任者:松村部長